生涯独身の男性のメリットとは？本当に幸せなのかを考える。

生涯独身の男性のメリットにはどんなものがある？

 

今は独身男性の割合が急激に増えています。

 

その理由としては自由だから
お金を自分だけで使えるから、
そもそも収入が低いからなどが主に挙げられます。

 

既婚者からすればたしかにいろいろと自由で羨ましいとも思えますが、
実際にはどのようなメリットがあるのでしょう？

 

メリット、デメリット、つまり損得で考える人が多くなっていますので、
メリットがあるならばそちらに流れるのも自然なこととは言えます。

 

また、独身男性が増えるということは
それに比例して独身女性も増えるということになりますね。

 

そうしますと｢周りも結婚してないし私も結婚しなくていいかな｣と考える
そんな女性も多くなってきているのでしょう。

 

こんな人が独身であることが多い

 

独身である人にはいくつかの共通点があったりします。

 

まずは独身男性の特徴から考えていきましょう。

 

その特徴とは次のようなものです。

 

・一人が好き

・マイペースである

・熱中しているものがある

・お金を使いたくない

・細かすぎる性格

 

いかがでしょう。

 

モテるモテないというよりも、
そもそも彼女や結婚相手を必要していないタイプとも言えます。

 

いえ、彼女や結婚相手を欲しているのかもしれませんが、
気付かずに上記のような要素がそれを上回ってしまっているのかもしれません。

 

一人が好きな人は集団行動が面倒くさいと考えており、
どこに行くにも何をするにも一人がいいと思っています。

 

それ以前に休日などは家から出ることすら面倒くさいことでしょう。

 

人が嫌いというほどのものではないにしましても、
誰かがいることで余計な気を遣うことを嫌います。

マイペースな人も同様ですが、
誰かがいることで自分のペースを維持できなくなります。

 

もし自分のペースを強行するのであれば
意識や考え方の違いから度々衝突することでしょう。

 

当然、マイペースの人はそれを嫌いますし、
自分のペースを乱されること自体が許せないと考えています。

 

周りからは｢自己中心的な人｣と思われていることでしょう。

 

次に熱中しているものですが、これは主に趣味であることが多いです。

 

熱中するものがあるのは素晴らしいことですが、
熱中するあまり周りが見えなくなっています。

 

更にその熱中している時間を邪魔されることを嫌います。

 

仲間と楽しむものなのかもしれませんが、
これが彼女や結婚相手となりますと
どうしても邪魔な存在となってくるわけです。

 

次のお金を使いたくないですが、
これはとくに今の時代を象徴しているようなものです。

 

多くの収入を得ることが難しい時代ですので、
限られたお金しかありません。

 

とくに若い人であればあるほど、この考えは強いかもしれません。

 

自分一人の生活だけでも精一杯ですので、
誰かのためにお金を使うほどの余裕がないのです。

お金の余裕がなければ気持ちの余裕も無くなります。

 

本当ならば豪勢にご馳走したい気持ちはあるのかもしれませんが、
金銭的余裕がなければご馳走したくてもできません。

 

またはそもそも誰かのためにお金を使ってもいいという
その気持ち自体が無いのかもしれませんね。

 

最後の細かすぎる性格ですが、
細かいが故に様々なことが気に入らないです。

 

女性と付き合ったとしてもその女性の粗探しばかりしてしまうことでしょう。

 

ちょっとしたことが気に入らなくなりますので、
あれもダメ、これも気に入らない、となるのです。

 

細かい性格＝よく気付くとも取れますが、
そこが良い点として思われることは少ないです。

 

基本的には面倒くさい相手として敬遠されてしまいます。

 

そんな独身男性のメリットとは？

 

本題ともなります生涯独身コースの男性のメリットとは何があるのでしょう。

 

独身男性の特徴を考えてきましたが、
その特徴を活かせるものがメリットとなってきます。

 

そんなメリットを一つずつ考えていきましょう。

 

常に自由である

 

なんと言ってもこの自由であることがもっとも大きなメリットでしょう。

 

どこに行くにも何をするにも、何を食べるにも自由です。

 

誰にも邪魔はされません。

 

1日中、家に閉じこもっていたとしても誰にも文句は言われません。

 

テレビやネットも時間を気にせず見放題です。

 

一人が好き、マイペースである人にとっては
むしろこれが当たり前の日々なわけです。

 

更に年齢を重ねれば重ねるほど
この自由であることのメリットは増大していきます。

若いうちは何かを一人でしようとした際に
周りの目を気にしたり経験不足から
自由とは言いましてもできることに制限があります。

 

無意識にでも自分の行動に制限をかけているのですね。

 

しかし年齢を重ねていきますと怖いもの知らずと言いますか、
何をするにも自分中心となりますので気持ちのリミッターが外れます。

 

例えばギャンブルにしましても
誰の目を気にするでもなくいくらでもつぎ込むことができます。

 

借金さえも躊躇わなかったりします。

 

しかし、これが家族がいた場合ではまるで状況が変わってきます。

 

自由な時間などほぼありませんし、
何をするにも家族の同意が必要となってきます。

 

旅行にしましても外食にしましても常に一緒に行くことになりますし、
食べたいものも食べられなかったりします。

 

自分はラーメンを食べたいと思っていても
家族が洋食がよいとなれば洋食になりますので。

 

このように自由であることが独身男性の最大のメリットとなるのですね。

 

熱中しているものをとことんできる

 

熱中度合いが高ければ高いほど、
独身であることのメリットは大きくなります。

 

その熱中しているものが趣味であっても遊びであっても、
また仕事であっても時間を気にせずいくらでも集中してできます。

 

気が済むまでやることができます。

 

更にそれが危険を伴うようなものであったとしても
誰に何かを言われることもありませんので
気兼ねなくすることができます。

 

仕事では遅くまで残業することもできますし、
もしその仕事が合わないと思ったならば気軽に転職することもできます。

 

また、熱中しているものがあるということは
楽しいからそれをやっているのですよね。

 

その楽しみを誰かに邪魔されるのはテンションが下がってしまいます。

 

これも家族を持ったならば捨てなければならないものです。

すべて捨てるわけではないにしましても
時間的な制限、金銭的な制限などが発生します。

 

熱中度合いも減ってしまいますし、
それ以前に心から楽しめなくなってしまいます。

 

仕事にしましても家族、とくに嫁となる女性の負担を減らすために
遅くまで残業するということもできなくなったりします。

 

周りの目を気にしながら、残業せずに退社ということもあったりします。

 

残業代を考えれば残業した方が家族のためにもなるのですが、
このような矛盾も発生したりするのです。

 

当然、転職などは絶対にできません。

 

確実に収入が上がるような転職ならば可能ですが、
それでも家族を説得した上での転職活動となることでしょう。

 

お金を自由に使える

 

自分で稼いだお金を100％すべて自由に使えることも
独身であることの強みです。

 

収入に対して何にどのくらい出費を割り当てるのかも自由です。

 

例えば食費を抑えて趣味により多く割り当てる、
入浴は2日に1回にして好きなゲームを買うなど。

 

何をどのように使おうが自由です。

 

また、職場の同僚と仕事帰りに飲みに行ったりもできますし、
後輩にご馳走したりすることもできます。

 

すべて自分のお金ですので、誰にも文句は言われないのです。

 

貯金しようができまいが、それも関係ありません。

 

そしてお金を使うことはストレス発散にも繋がります。

 

ストレスを感じてまで倹約したり貯金したりする必要もありません。

 

更により多くのお金を使いたいために仕事を頑張ったりもできます。

 

このようにお金を自由に使えるということは
今の時代はとくに大きなメリットでもあるのですね。

当然、家族ができますと自由にお金を使うということはあり得ません。

 

子供ができれば更に制限されます。

 

どんなに仕事を頑張り稼いだとしても
貯金を含めてすべて家族のために使うことになります。

 

しかも、光熱費、通信費、食費など家族人数が多ければ多いほど
負担は大きくなってきます。

 

自分自身が使えるお金は小遣いとなり、たかが知れてるわけです。

 

職場の同僚との飲みなども3000円までなど制限されます。

 

すべては家族を養うために我慢する必要があるからです。

 

そこには耐えられないほどのストレスもあったりします。

 

どんな性格でもOK

 

細かすぎる性格であっても、ズボラな性格であっても
誰に迷惑をかけるわけでもありませんので問題なしです。

 

潔癖症とも言えるほど細かい部分までこだわることも、
逆にゴミ屋敷と言えるほどに家が散らかっていても問題ありません。

 

どんな性格であってもまったく関係ないからです。

 

メリットと言うよりもデメリットにならないと言ったところですね。

 

10人集まれば10通りの性格がありますので、
必然的に衝突することが発生します。

 

ときには喧嘩となることもあるでしょう。

 

しかし自分一人であるならば
誰かと衝突することはありません。

 

また、家事や育児をすることもありませんので
その性格が何かに影響することもありません。

 

このように独身であるということは
自分だけの世界を確立できますので
どのような性格であったとしても構わないのです。

 

独身最高とも思えますが･･･

 

独身であることはメリットが多いですが、
メリットがあるということはデメリットも当然あります。

 

そのデメリットを知ることで
独身であることが本当に幸せなのかを考えなくてはなりません。

 

｢え？こんなことも？｣というものもありますので、
ここで考えていきましょう。

 

・病気になるリスクがある

・成長が止まる

・職場での扱いが悪い

・変な人に見られる

・孤独

 

イメージしにくいものもありますので、
1つずつ考えていきましょう。

 

病気になるリスク

 

これは風邪やインフルエンザといった病気ではありません。

 

実は認知症、鬱になるリスクが独身男性にはあります。

 

年齢を重ねるほどに学生時代からの友人は疎遠になり、
会話することができるのは職場の同僚くらいです。

 

つまり、帰宅後や休日などは常に一人であるわけですが、
一人しかいないということは会話する相手もいないのです。

 

1日中、一言も発しないという日もあるのではないでしょうか。

 

この状況が認知症を誘発します。

 

脳の老化によるモノ忘れも含みますが、
いずれにしましても通常の日常生活が送れないほどに
支障をきたしてきます。

 

しかもモノ忘れや認知症が進んだとしても
家には自分一人しかいません。

 

助けてくれる人など誰もいないということですね。

 

また、この孤独感から鬱となる人が多いのも
独身男性の特徴でもあります。

ずっと一人でいるために、ヤル気が出ない
気分が乗らない、様々なことに対して興味が湧かない、
気力も活力も無い、といった状況に陥ります。

 

20代、30代のうちはここまでの状態にはなりにくいですが、
40代になりますとそれが加速していきます。

 

中年男性の引きこもりが多いのも
この一人でいることからくる鬱が原因であったりするのですね。

 

認知症と同様に、当然助けてくれる人はいません。

 

それほどまでに実は家族の存在というのは
心の支えであったりするのですね。

 

成長が止まる

 

結婚することにより、これまで自分一人の世界であったものから
家族と共に成長していく次のステージに進みます。

 

喜怒哀楽を共にしていくわけですし、
様々なトラブルにも見舞われます。

 

しかし、そんなトラブルも家族の絆で乗り越えていきますので
独身男性よりも数段上のレベルにまで成長することができるのです。

 

人としての深み、懐の深さ、器の大きさなど
あらゆる面で魅力的な男性となってきます。

 

また、子供ができることにより、
更にステージが上がります。

 

よく結婚しない方が幸せ、
結婚だけが幸せではないということを耳にしますが、
子は宝と言われるようにかけがえのない存在を得られるのです。

 

子供を持つということはそれほど劇的に人生が変わりますので、
そこはメリット、デメリットでは計ることができない恩恵を得られるのです。

また、この子供と共に大人として、親として成長していけます。

 

一回りも二回りも頼もしく大きな存在となることでしょう。

 

しかし、これは男性であっても女性であっても
独身である以上は得ることができないものなのです。

 

懐の深さ、器の大きさといったものは学生のときから変わらないことでしょう。

 

それはつまり男性としての魅力が低いままということです。

 

40代になっても50代になってもそこは変わりません。

 

既婚男性と比較してしまうとその差は開く一方です。

 

なぜならば、経験の差が開く一方だからです。

 

独身男性は決定的とも言えるほど経験不足なのです。

 

職場での扱いが悪い

 

一概にすべての人とは言えませんが、
基本的に既婚男性の方が独身男性に比べて
収入が多い、また出世していることが多いです。

 

これも結婚したことによる経験の差からくるものであったり、
また結婚したことによる責任感、覚悟の差が影響しています。

 

仕事に対する熱意や本気度もまるで違います。

 

仕事が好きな独身男性も少なくありませんが、
割合で言えば既婚男性の方が仕事面でも成功しているのです。

 

なぜならば、家族のために努力を惜しまないからです。

 

守るべきものがあるとも言えますね。

 

また、もしあなたが人事をされていたとして
異動させるとしたら次のうちどちらを選びますか？
(スキルは同等とします)

 

・奥さん、子供がいるAさん

・独身男性のBさん

 

かなりの確率で後者であるBさんが選ばれるはずです。

家族がいるAさんはお子さんの学校のこと、
奥さんの仕事(パートなど)、また近所や親戚付き合いのこともあり
簡単には異動させることができません。

 

マイホームを建てていたりすることも関係してきます。

 

そのような家族構成のことも人事は把握しています。

 

対して、独身のBさんはその人だけの問題ですので
フットワークも軽い、移動となってもたいした問題ではない、
このように思われることも多々あります。

 

どうしても既婚者と比較しますと
扱いが雑になってくるのですね。

 

また、既婚者は安心感、安定感といったものを
職場の同僚に感じてもらえます。

 

結婚したから一人前というのは古い考え方かもしれませんが、
やはり経験の差がそう感じさせるのでしょうね。

 

変な人に見られる

 

独身男性でも20代、30代前半などでは
とくに何とも思われません。

 

しかし、30代後半以降で独身ともなりますと
どこかしら欠点、欠陥があるのだろうという目で見られます。

 

本人は気付いていない、
もしくは気付かないようにしているのかもしれませんが、
間違いなくそのような目では見られています。

 

結婚しないのではなく、結婚できないのだと。

 

仕事をはじめとした様々なことに対してのスキルが低いとも思われています。

 

それ以前に人としてのスキルが低いとさえ思われていたりします。

 

更に50代、60代ともなりますと
ますますそのように思われます。

 

気にしなければよいという問題ではあるのですが、
気にする人にとっては耐え難いものとなります。

 

また、職場などでも既婚者からは確実に見下されています。

 

結婚したくてもできない人なのだろうと。

 

既婚者が｢独身の方が自由で羨ましい｣と口では言っていても
心の中では｢哀れだ｣と思っています。

 

しかも、女性からもそう思われますので、
ますます結婚は遠ざかっていきますし
変な人と見られることについては何一つ良いことはありません。

 

女性から敬遠されがちな存在となり、
結婚に関しては完全に負のスパイラルに陥っているわけですね。

 

孤独

 

これは独身で自由を得ることの代償でもありますが、常に一人です。

 

仕事が終わり家に帰りますが、家は真っ暗です。

 

温かいご飯などありませんし、洗濯も自分でしなくてはいけません。

 

話相手もいません。

 

それを好む男性ならば問題ないですが、
30代、40代と年齢を重ねる毎に耐え難いものとなってくる人も多いです。

 

｢なんのために生きているんだろう｣と頭を抱えてしまうこともあるでしょう。

 

友人の結婚報告や出産報告を受けたり、
テレビで幸せそうな家族を見るたびに恨めしく思ったりもします。

 

性格もだんだんと卑屈になっていってしまう恐れもあります。

 

ネット上で独身の方が自由で幸せ、
ぜんぜん寂しくないという意見も目にしますが
本心でそう言ってるのでしょうか？

 

本当にそう思っている男性もいるとは思いますが、
本当は結婚して子供にも恵まれ、
家族が欲しいと思っていたりするのではないでしょうか。

そこにはオス、メスという動物的本能もあるからです。

 

また、この孤独感は体に染みついてしまうのでしょうか、
女性はそれを感じ取ってしまいます。

 

｢この男性は結婚に縁が無い人だろう｣と。

 

ますます異性という存在が遠いものとなります。

 

何かを悩んでいたとしてもそれを話せる人もいませんので、
先に述べましたような鬱を発症したりするのです。

 

友人に話せばと思うかもしれませんが、
その友人は結婚していたりします。

 

そうしますと相談することが迷惑と感じ、
その友人にさえ悩みを話せなくなってしまうのです。

 

更に家族持ちは家族持ち同士での付き合いを始めますので、
そこに入っていくこともできません。

 

自分だけ疎遠となり、置いて行かれている
そんな気持ちにさえなってきます。

 

このように孤独というのは計り知れない苦しさがあるのですね。

 

そしてもっとも怖いのがこの孤独感は
死ぬまで一生続くということですよね。

 

どちらが幸せなのか？

 

独身で自由を謳歌する人生が幸せなのか、
それとも家族に囲まれて生きる人生が幸せなのか、
その人の考え方にもよりますので、どちらが良いかという答えは出ません。

 

しかし、それぞれのメリット、デメリットを考えることで
自分が本当に望むのはどちらかなのかを考えることはできますよね。

 

既婚男性から見れば自由な独身男性は羨ましくも思えますし、
独身男性は既婚男性に対して羨ましさがあるかもしれません。

 

隣の芝生は青く見えるというわけですね。

 

ただ、一つ言えることは既婚男性は独身時代を経験済みですので、
それを踏まえた上で結婚しているとも言えるのです。

 

つまり、独身よりも結婚した方が次の幸せのステージに進める、
そのように決断したわけですね。

 

独身男性の割合が増えているとは言いましても、
それでも少数派であることは明らかです。

 

そう考えますと、大半の男性が｢結婚した方が良い｣と考えているのですね。

 

30代でも40代でもまだまだ結婚のチャンスはあります。

 

その結婚に向けて動くか動かないかの違いなだけなのです。

 

ここでもう一度、生涯独身と結婚することのどちらを望んでいるのか
じっくり考えてみてはいかがでしょうか。